エチルアミン(読み)えちるあみん(英語表記)ethylamine

日本大百科全書(ニッポニカ) 「エチルアミン」の意味・わかりやすい解説

エチルアミン
えちるあみん
ethylamine

脂肪族アミンの一つ。アンモニア臭をもつ可燃性液体

 臭化エチルブロモエタン)とヘキサメチレンテトラミンとの反応の生成物を加水分解して得られる。工業的にはエタノールエチルアルコール)とアンモニアから合成される。強い塩基性を示す。水、アルコールエーテルと混じり合う。水溶液水酸化ナトリウムを加えると遊離する。染料や医薬品の合成原料となる。塩酸塩は融点110℃の結晶である。

山本 学]


エチルアミン(データノート)
えちるあみんでーたのーと

エチルアミン
C2H5NH2
分子式C2H7N
分子量45.08
融点-81.0℃
沸点16.6℃
比重0.6892(測定温度15℃)

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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