日本大百科全書(ニッポニカ) 「エチルアミン」の意味・わかりやすい解説
エチルアミン
えちるあみん
ethylamine
臭化エチル(ブロモエタン)とヘキサメチレンテトラミンとの反応の生成物を加水分解して得られる。工業的にはエタノール(エチルアルコール)とアンモニアから合成される。強い塩基性を示す。水、アルコール、エーテルと混じり合う。水溶液に水酸化ナトリウムを加えると遊離する。染料や医薬品の合成原料となる。塩酸塩は融点110℃の結晶である。
[山本 学]