ていてい

精選版 日本国語大辞典 「ていてい」の意味・読み・例文・類語

てい‐てい

  1. [ 1 ] 〘 感動詞 〙 幼児両手を重ねて物を乞う時にいう語。また、幼児に向かって、物をくれるようにいう時に言う。たいたい。てえてえ。
    1. [初出の実例]「『モシ遠さん、上やしゃう』『ていてい』」(出典:洒落本・青楼楽美種(1775)茶屋のてい)
  2. [ 2 ] 〘 名詞 〙 幼児が両手を重ねて物を乞うこと。また、その動作。たいたい。てえてえ。
    1. [初出の実例]「お妾の子はていていが上手なり」(出典:雑俳・柳多留‐四六(1808))

てい‐てい

  1. 〘 名詞 〙 紙屑買い・古着買いの商人。また、その商人たちの呼び声。てんてん。
    1. [初出の実例]「いつもきつけぬ小うさんな古手(ふるて)がていていば、ていど様子を嗅に来た」(出典:浄瑠璃・軍法富士見西行(1745)四)

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普及版 字通 「ていてい」の読み・字形・画数・意味

】ていてい

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世界大百科事典(旧版)内のていていの言及

【インド天文学】より

…暦法に関する多くの概念はこの時代に成立し,後の天文暦法にも受け継がれている。また1朔望月を30等分したものである〈ティティ〉のようにバビロニアの影響と考えられる要素もいくつかある。この時代の暦法要素を伝える文献として仏教の《摩登伽経(まとがきよう)》,ジャイナ教の《スールヤパンナッティSūryapannatti》,カウティルヤの《アルタシャーストラ》などがある。…

※「ていてい」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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