テイレシアスの乳房(読み)テイレシアスのちぶさ(その他表記)Les Mamelles de Tirésias

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「テイレシアスの乳房」の意味・わかりやすい解説

テイレシアスの乳房
テイレシアスのちぶさ
Les Mamelles de Tirésias

フランスの作家 G.アポリネールの戯曲。2幕 16場。 1917年初演。男から女に変ったテイレシアスの乳房が風船になって爆発したり,女になったその夫が出産する筋で,パントマイムなどの比喩を用いてアポリネールのいう「人口補給」の問題を描いた作品。シュルレアリスムのドラマと銘打たれており,A.ジャリの『ユビュ王』と並ぶシュルレアリスム演劇の代表作とされる。ロマン主義演劇や自然主義演劇への反発として書かれ,グロテスク・ボードビルと呼ばれる大衆演劇の手法が用いられている。序文に述べられた思想は,1950年代の前衛演劇の潮流のなかで再評価を受けた。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

ノーベルがスウェーデンアカデミーに寄付した遺産を基金とする世界的な賞。1901年以降行われ、毎年、物理学・化学・生理学および医学・文学・平和・経済学の6部門において、顕著な功績のあった人に授与される。...

ノーベル賞の用語解説を読む