20世紀西洋人名事典 「テオヴァルレ」の解説
テオ ヴァルレ
Théo Varlet
1878 - 1935
フランスの詩人。
リール出身。
本名Théodore Louis Étienne Varlet。
ニーチェに心酔して孤高な詩を書いていたが、「地中海の太陽に征服」されて、ボードレール風な詩を創作するようになった。「もうひとつの生」(’12年)、「自由なる庭園に」(’23年)などの詩集があり、第一次大戦後の不安を主題とした心理小説「魂の中の悪魔」(’24年)もある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報