最新 地学事典 「テローム植物」の解説
テロームしょくぶつ
テローム植物
Telome plant
軸状の体をもつ植物の総称。デボン紀の化石植物Psilophytonの発見により,初期の陸上植物には現在のような葉・茎・根の区別がなく,全体が二叉分岐を繰り返し,末端に胞子嚢を生ずる軸から構成されていることがわかった。ドイツのW. M. Zimmermannは,このような軸の単位をテロームと名付け,陸上植物の形態進化を説明するテローム説を1930年に提唱した。テローム植物は単一の分類群ではなく,同様の形態進化段階にある多系統の化石植物群を含んでいる。
執筆者:西田 治文
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

