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観葉植物 かんようしょくぶつ foliage plant

翻訳|foliage plant

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

観葉植物
かんようしょくぶつ
foliage plant

葉を見て楽しむための栽培植物ゴムノキクロトンベゴニア,チトセランなど。また変ったものとしてウツボカズラサラセニアモウセンゴケのような食虫植物もある。東洋的なものとしてオモトシュロチクフウチソウなどがあり,カエデ類,ササ類,イチョウなども広義の観葉植物といえよう。

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デジタル大辞泉の解説

かんよう‐しょくぶつ〔クワンエフ‐〕【観葉植物】

葉の形や色合いなどを観賞する目的で栽培される植物。ポトスインドゴムノキハゲイトウなど。熱帯亜熱帯産のものが多い。

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百科事典マイペディアの解説

観葉植物【かんようしょくぶつ】

主として葉の形や色彩などを観賞する植物の総称であって,特に定義はない。室内装飾として利用され,インドゴムノキクロトンドラセナアナナス類,ヤシなどその数はきわめて多い。
→関連項目熱帯植物

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世界大百科事典 第2版の解説

かんようしょくぶつ【観葉植物】

葉を観賞することを目的とする植物の総称。この言葉が日本でいつから使われはじめたかは定かでないが,横浜市役所発行の資料によると1884年ごろ,横浜市でボーマンというアメリカ人が鉢花や観葉植物を売っていたとの記述があり,すでにこのころから観葉植物がごく限られた好事家の間で収集・栽培されていたことがわかっている。しかしその当時,この言葉がどの程度普及していたかは,はっきりしない。 これまで日本の園芸関係者の間でごく普通に使われてきた観葉植物とは,おもに葉や幹・茎の形や色彩・模様が変化にとんだ熱帯植物で,その樹姿・葉姿の美しい鉢植え観賞植物のことを指していた。

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大辞林 第三版の解説

かんようしょくぶつ【観葉植物】

観賞用植物のうち、特に葉を観賞の対象とする植物。熱帯・亜熱帯原産の種が多い。インドゴムノキ・ポトス・ドラセナなど。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

観葉植物
かんようしょくぶつ

葉の形態、色合い、大きさ、おもしろさなどを観賞するのが目的の植物。ヤシのように南国的な掌状葉、フィロデンドロンのようにさまざまなおもしろい形をした葉、涼しげなシダ類の葉、ゴムノキの丸い葉、サンセベリアのトラの尾の形をした葉と模様、花と見まがうベゴニアの独特な葉形、美しい変化に富んだ色と形の花をもつ多くのアナナスの仲間、珍しい形の花をもつアンスリウムなど、いずれも熱帯・亜熱帯産の常緑のエキゾチックな植物が主体をなしている。広義にはハボタンハゲイトウコリウスのような一年草から、アオキヤツデの斑(ふ)入りもの、ツワブキ、オモト、イワヒバ、セキショウ、カンアオイなどの和物、リュウゼツラン、メセンブリアンテマ類、セダム、アロエ、ユーホルビアなどの多肉類をも含めて観葉植物の対象とするが、狭義には熱帯・亜熱帯産の植物のみをさす場合が多い。したがって、冬の温度しだいで生死が決まるものが多く、低温種、中温種、高温種に区分される。光は、クロトンなどのように強い光を好む種類もあるが、大部分は半日陰、日陰の条件で生育するものが多く、インテリアに広く利用されている。アンスリウム、フィロデンドロン、シダ類などはかなりの日陰に耐える。[川上幸男]

歴史

いまから百数十年以上前に宮廷園芸としてイギリス、フランスで発達したといわれ、わが国ではシュロチク、カンノンチクの流行が江戸時代からあったように、東西で2世紀近くの歴史があるといえる。
 明治時代に温室が出現すると、ヤシ類をはじめ多くの観葉植物が栽培されるようになった。明治10年(1877)ごろの横浜のポーマ商会の50坪の温室、明治15年の横浜植木会社の36坪の温室、明治20年ごろの大隈(おおくま)伯爵の温室などが一連の古い温室である。
 現代では近代的な住宅をはじめとする各種の建築のなかに進出し、生活上の必需品として普及するようになった。観葉植物の生産も年々盛んになり、東京都の近郊や八丈島、愛知県半田市・豊橋(とよはし)市周辺、大阪市近郊、鹿児島県指宿(いぶすき)市の観葉団地、静岡県、岐阜県、そして沖縄県などが主要産地である。近年では台湾や東南アジア各国、オーストラリア、ニュージーランドからの輸入品も増加しつつある。したがって観葉植物を扱う専門業者も増える傾向にあり、インドアグリーン協会のメンバーが増加している。ビルの貸し鉢なども従来の一鉢ずつ単に置いて眺めるだけではなく、マス(集団)としての飾り方を設計の段階から組み入れていこうという傾向にあり、ひいてはインドアガーデンの発展につながろうとしている。[川上幸男]

栽培の要点

冬の保温にさえ失敗しなければ栽培は容易である。土の種類や形態上の区別によって手入れの仕方は多少異なる。姿形に適合した場所の選定を誤らないようにすることもたいせつである。[川上幸男]
温度
低温種のシュロチク、カンノンチク、パキラ、インドゴムノキ、オリヅルランなどは低温に耐えるので、最低温度を3~5℃に保つと冬でも緑の美しい状態を維持できる。注意しなければならないのは、日中の温度と夜間の温度の較差が大きくならないようにすることである。[川上幸男]
とくに真夏の強い光による葉焼けに気をつける。特別な例を除いて斑(ふ)入り品は葉焼けの傾向が強い。またシダ類、サトイモ科の仲間などはとくに注意を要する。冬にはガラス越しの柔らかい光線であれば耐えるものが多く、明るい室内の日陰であるとより長く楽しむことができる。北側の室内、地下室などのかなり暗い部屋の場合には弱い光に耐える種類を選ぶことと、特殊な植物育生ランプを常時点灯することにより補助的な効果を得ることができる。[川上幸男]
水やり
夏季や晴天あるいは20℃以上の高温の室内では1日1、2回の水やりが必要である。冬は室温しだいで、低温の場合は日中の暖かいときに灌水(かんすい)し、早朝とか夕方は控える。また必要以上に鉢内に多くの水分があることはよくないので、茎葉の蒸散とのバランスを見極めて水やりすることがたいせつである。ベゴニア、シダ類などは空気中の湿度もだいじなので、ときどき霧水をかけるとよい。一時的にはビニルで覆うなどすると、しおれが回復する。[川上幸男]
肥料
春の植え替えの際に用土の中へ遅効性の配合化成肥料を混入する。春から秋の成長期には月に1、2回液肥を追肥として補給する。[川上幸男]
植え替え
暖かくなる4月下旬から5月下旬が適期である。温室内であれば一年中いつでもよい。用土はミズゴケの単用から荒木田土(あらきだつち)、畑土、腐葉土(ふようど)、川砂などの混用まで種々ある。近年はハイドロカルチャー用の礫(れき)も多く使われている。[川上幸男]
繁殖
実生(みしょう)、挿木、挿芽、取木がごく普通に行われる。[川上幸男]
病害虫
風通しが悪いとカイガラムシ、アブラムシがつくばかりか、うどんこ病、黒斑(こくはん)病なども発生する。早期に発見して殺虫・殺菌剤を散布することはもちろんであるが、予防にも十分気を配ることがたいせつである。[川上幸男]
『清水基夫監修、御園勇著『園芸植物大観 2 原色観葉植物』(1971・集英社)』

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世界大百科事典内の観葉植物の言及

【温室植物】より

…その代表的なものとしてシクラメン,プリムラ,ベゴニアなどの鉢花や,カトレア,デンドロビウム,シンビジウムなどの洋ラン類などがあげられる。また冬の寒さにひじょうに弱い熱帯原産の各種観賞植物,すなわちインドゴムノキ,テーブルヤシ,オリヅルランなどの観葉植物や,さらにはハイビスカス,ブーゲンビレア,ゲンペイクサギといった花の美しい熱帯花木,またサボテン,多肉植物などの乾燥地植物,ネッタイスイレン,ミズオジギソウなどの熱帯産水草類も温室植物の仲間にふくまれる。 また市場に早く出荷するために温室で栽培する植物には,切花を目的とするキク,カーネーション,バラ,ストレリチアや切葉を目的とするシダ類,アスパラガスなどや果菜類があるが,これらはとくに温室植物とは呼ばない。…

【鉢花】より

観葉植物のように葉を観賞することを主体とする鉢物に対し,花の咲く鉢物の呼名。鉢植えの一・二年草(プリムラ,シネラリアなど),多年草(ポットマム,ディモルフォセカ,セントポーリア,ベゴニアなど),球根性の草花(シクラメン,グロキシニアなど),花木(温帯産のアジサイ,アザレアなどと熱帯産のフクシア,ハイビスカス,ハナキリンなど)が中心で,観葉植物でも花の咲くアナナス類やアンスリウムなどはこの仲間に含めない。…

【有用植物】より

…観賞用に栽培された植物の種は正確に算定はできないが,3万種をこえるであろう。 観賞植物には,公園,街路,庭園などに森林的な景観を造る樹木や花木,それに付随した花壇に植えられる草本性の花卉園芸植物,さらに多くは室内の弱光の下で観賞される観葉植物,温度を制御した温室で栽培される温室植物といったいろいろな群に分けられるが,分類は観賞植物の多様さから便宜的なものである。また一年草,多年草,球根植物,多肉植物,樹木といった生活型を中心とした分類や,切花,鉢物といった栽培利用形態からも分類されている。…

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