20世紀西洋人名事典 「ディノグランディ」の解説
ディノ グランディ
Dino Grandi
1895 - ?
イタリアの政治家。
元・駐英大使,イタリア法相。
第一次世界大戦に志願兵として参加し、その後、内務次官や外務次官となり、1929年外相を経て、’32年駐英大使を歴任し、’39年法相となり、さらにファッショ協同体議会議長となる。親英派であり、反ムッソリーニ勢力の指導者で、’43年のムッソリーニ失脚はグランディの功績によるものである。同年休戦後ポルトガルに亡命し、’74年ベローナの裁判で欠席死刑判決をうける。その後、国民解放委員会の臨時裁判でも有罪となるが終戦後特赦となる。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報