ブルガリア中部、トラキア平原のマリーツァ川中流に位置する工業都市。第二次世界大戦後の1947年に都市の建設が始められ、共産党指導者ディミトロフを記念して命名された。首都ソフィアとはイスタンブール―ソフィア線の幹線鉄道で結ばれている。人口6万4857(2001)。この地方に産出する褐炭を燃料とする火力発電所を中心として、セメント、化学関連の工場が建設された。社会主義時代の低能率で大規模な産業の典型で、低質の褐炭や環境保護に欠けた工場群は、大気や土壌、マリーツァ川の水質汚染をもたらし、大きな社会問題を引き起こした。
[寺島憲治]
中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...