日本大百科全書(ニッポニカ) 「デシュレット」の意味・わかりやすい解説 デシュレットでしゅれっとJoseph Déchelette(1862―1914) フランスの考古学者。1908年から15年にかけて、従来の考古学研究の総決算として『考古学概論』Manuel d'Archéologieを著す。そのなかで、考古学の研究法として、層位学、型式学および民族(俗)学のあることを論じている。取り扱った時代は幅広く、旧石器からラ・テーヌ文化に及んでおり、スケールの雄大さ、研究方向の先取性などにおいて比類ないものであった。[山下秀樹] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例