でばかめ

日本大百科全書(ニッポニカ) 「でばかめ」の意味・わかりやすい解説

でばかめ

女湯などをのぞく痴漢。1908年(明治41)東京大久保で暴行殺人事件が起き、犯人として逮捕された植木職池田亀太郎が、「出歯亀」とあだ名され、女湯のぞき見常習者であったところから、この種の変態性欲者の名称となった。あだ名のおこりは、何事にも出しゃばりたがる性格、出っ歯、すぐ出刃包丁を持ち出したから、という三説があり定かではない。

[山内まみ]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android