20世紀西洋人名事典 の解説
デビッド・ハーバード ロレンス
David Herbert Lawrence
1885.9.11 - 1930.3.2
英国の小説家,詩人,批評家。
ノティンガム近郊イーストウッド生まれ。
父は炭坑夫、母は元教師で、育ちの違いから両親の間には絶えず争いが絶えなかった。苦学して1908年ノッティンガム大学卒業後、ロンドンで小学校教師を務める傍ら、文筆活動を行う。’11年長編「白孔雀」が出版され、ロンドンの文壇に登場。翌’12年には大学時代の恩師の妻フリーダとドイツに駆け落ちし、’14年正式に結婚。第一次世界大戦中はヨーロッパ、南アメリカを転々とし、’30年結核療養中のニースで死去。作品は他に自伝的作品「息子と恋人」(’13年)、「恋する女たち」(’20年)、「チャタレー夫人の恋人」(’28年)など。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報