デュシェンヌがた‐きんジストロフィー【デュシェンヌ型筋ジストロフィー】
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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デュシェンヌ型筋ジストロフィー
遺伝性・進行性の筋疾患「筋ジストロフィー」の一つ。略称「DMD」。遺伝子の異常(X連鎖劣性遺伝)により発症する。デュシェンヌ型は筋ジストロフィーのうちで最も多く、基本的に男児にのみ発症し、出生男児のおよそ3000人に1人に発症する。2~5歳で発育遅延・動作困難などがみられるようになり、次第に全身の筋肉(心筋を含む)の肥大化・筋力低下が起こり、ほとんどの場合12歳までに車椅子生活となる。また患者の30%程度には主に言語能力において軽度な知能障害が見られる。2014年現在、日本における平気寿命は約28歳。治癒させることはできないが、対症療法として理学療法・薬剤投与・手術などが行われ、呼吸ケア他により延命が図られる。
出典 朝日新聞出版知恵蔵miniについて 情報
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