ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「デュ・ベール」の意味・わかりやすい解説
デュ・ベール
Du Vair, Guillaume
[没]1621.8.31. トナーンス
フランスの哲学者,政治家。パリ高等法院の高官となり,政治的混乱期に平和を求めて尽力,アンリ4世の登位を推進。 1599年エクス高等法院長,1617年リジュー司教。哲学者としてストア哲学の再興,普及に力があったほか,文芸評論の面でも F.マレルブらに影響を与えた。主著『ストア派の道徳哲学』 La Philosophie morale des Stoïques (1603頃) 。
デュベール
Duvert, Tony
フランスの小説家。常に性,そして同性愛を主題として,しばしばポルノ的とも評される。『幻想の風景』 Paysage de fantaisie (1973) によってメディシス賞を獲得。ほかに『再犯』 Récidive (67) ,ありのままに少年愛の世界を語った『罪なき者の日記』 Journal d'un innocent (76) などがある。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報