刑法では、懲役刑を受けた人が執行を終えた日から5年以内にさらに罪を犯し、懲役刑となった場合を「再犯」と規定。再犯になると、法定刑の上限が2倍となる。2022年版犯罪白書によると、刑法犯の認知件数は02年の約285万件をピークに減少し、21年は56万8104件と戦後最少を更新した。一方、再犯者率は増加傾向で、20年は49・1%と過去最高だった。17年に刑務所を出所した人の約4割が5年以内に再入所しており、仕事や居住先がないことが背景にあるとされる。
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…広義では,一度処罰されたことのある者がふたたび犯罪を犯すことをいう。一次の累行が再犯であり,それ以上は三犯,四犯となる。累犯はヨーロッパにおいて19世紀後半以降,都市化,工業化,景気変動に伴う失業等を背景として急激に増加し,形而上学的な古典的刑法学に反省を促し,近代学派や犯罪学誕生の契機となった。…
※「再犯」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
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