デリンガー(その他表記)Döllinger, Johann Josef Ignaz von

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「デリンガー」の意味・わかりやすい解説

デリンガー
Döllinger, Johann Josef Ignaz von

[生]1799.2.28. バンベルク
[没]1890.1.10. ミュンヘン
ドイツの教会史学者,司祭,ドイツ・カトリックの指導的な神学者の一人。教会史研究と信教の自由の信念から教皇ピウス9世の政策に反対,聖母無原罪の御やどり説に難色を示した。彼の諸説は同教皇の『誤謬表』によって断罪された。教皇不謬性を定義するため第1回バチカン公会議が招集されると彼は反対派の指導者となった。一連の反対論文はのちに『教皇と公会議』 Der Papst und das Konzil (1869) にまとめられた。 1870年教皇不謬性と首位権が定義されると反対文を公表,ために 71年破門され,同志とともに古カトリック教会に加わり新しい組織づくりを始めた。 74,75年の国際会議で聖公会,東方教会との合同に努力した。

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