ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「デンマーク・ショック」の意味・わかりやすい解説 デンマーク・ショックデンマークショック 1992年2月,オランダのマーストリヒトで調印されたマーストリヒト (ヨーロッパ連合) 条約は,全加盟国の批准を発効の要件としていたが,92年6月に行われたデンマークの国民投票では反対が 50.3%に達し,デンマーク・ショックとなって EC諸国をかけめぐった。デンマーク国民拒否の理由は,超国家組織体建設に対する主権や独自の文化喪失への警戒感を示すものであった。 93年5月に行われた再度の国民投票では賛成 56.8%で承認され,これを期に各国の批准も進展,同年 11月1日同条約は発効した。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by