デービッズ(英語表記)Davids, Thomas William Rhys

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「デービッズ」の意味・わかりやすい解説

デービッズ
Davids, Thomas William Rhys

[生]1843.5.12. コルチェスター
[没]1922.12.27. サリー,チップステッド
イギリスの仏教学者。裁判官としてセイロン (スリランカ) に滞在したが,1883年からロンドン大学教授としてパーリ語を講じ,マンチェスター大学でも比較宗教学を教えた (1904~15) 。彼の最大の功績はパーリ語聖典協会を設立して,多数のパーリ語聖典をローマ字に転写して出版したことである。著書『本生話』 Buddhist birth stories (1880) ,『パーリ語=英語辞典』 Pāli-English dictionary (1921~25,W.ステッドと共著) などがある。また妻キャロラインも仏教学の権威として有名。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

春闘

春の時期に労働組合が一斉に賃上げ、労働条件の改善に関する交渉を行なうこと。欧米では、産業別に強力な労働組合が存在し、それらが労働条件改善への闘争を繰り広げて成果を得てきた。だが、日本では企業ごとに労働...

春闘の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android