普及版 字通 「トウ・ふりつづみ」の読み・字形・画数・意味
15画
(異体字)
14画
[字訓] ふりつづみ
[説文解字]
[字形] 形声
声符は兆(ちよう)。〔釈名、釈楽器〕に「はなり。樂をきて作(おこ)る以(ゆゑん)なり」とする。字はまたに作り、に作る。〔説文〕三下にを正字とし、「(たうれう)なり」とあって、鼓声の遠く聞こえる意とするが、〔釈名〕と同じく音義説である。〔周礼、春官、小師〕の〔注〕に「は鼓の如くにして小、其のを持ちて之れを搖(うご)かす。旁耳(ま)た自らつ」とみえる。
[訓義]
1. ふりつづみ。
2. 字はまた・に作る。
[古辞書の訓]
〔和名抄〕鼓 不利豆々美(ふりつづみ) 〔名義抄〕鼓 フリツヅミ
[熟語]
磬▶・鼓▶
19画
(異体字)
14画
[字訓] ふりつづみ
[説文解字]
[字形] 形声
声符は兆(ちよう)。〔説文〕三下にを正字とし、「(たうれう)なり」とあり、ふりつづみをいう。はその異文。鼓に旁耳あり、跳(は)ねて撃つ意であろう。
[訓義]
1. ふりつづみ。
2. 字はまたに作る。
[古辞書の訓]
〔立〕 フリツツミ・ツツミ
[熟語]
鼓▶・声▶
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報