とおかみえみため(読み)トオカミエミタメ

デジタル大辞泉 「とおかみえみため」の意味・読み・例文・類語

とおかみ‐えみため〔とほかみゑみため〕

亀甲きっこうの裏に刻んだ線。「と・ほ・かみ・ゑみ・ため」の五つの線を焼いて占う。表にあらわれたひび割れの形で吉凶を判断する。
禊教みそぎきょうなど一部の神道教派が祈祷きとうのときに唱える語。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「とおかみえみため」の意味・読み・例文・類語

とおかみ‐えみためとほかみゑみため

  1. 〘 名詞 〙 亀卜(きぼく)を行なう際に、亀甲(きっこう)の裏に刻んだ線の名。「と・ほ・かみ・ゑみ・ため」の五つの線を焼いて表にあらわれる亀裂の形で吉凶を判断した。のち、転じて禊教(みそぎきょう)祈祷の時に唱える語。
    1. [初出の実例]「吐普加身依身多女(トホカミヱミタメ)柏手をならして」(出典談義本・世間万病回春(1771)三)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android