20世紀西洋人名事典 「トムクラウゼ」の解説
トム クラウゼ
Tom Krause
1934.7.5 -
フィンランドのバリトン歌手。
ヘルシンキ生まれ。
別名トーマス・クラウゼ。
初め医学を志したが、1956年ウィーン音楽院に入学し声楽を学ぶ。’57年トーマス・クラウゼの名でリート歌手としてデビューし、翌’58年ベルリン市立歌劇場でオペラデビューする。スカンディナヴィア諸国、ドイツなどで歌っていたが、ミラノ・スカラ座、ウィーン国立劇場、ザルツブルク音楽祭などに客演して成功を収め、名声を得る。’62年よりハンブルク国立劇場専属となり、歌劇、歌曲、宗教曲など古典から現代音楽までレパートリーは幅広い。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報