トヨタ生産方式(読み)トヨタセイサンホウシキ

デジタル大辞泉 「トヨタ生産方式」の意味・読み・例文・類語

とよた‐せいさんほうしき〔‐セイサンハウシキ〕【トヨタ生産方式】

生産性向上への取り組みを体系化した業務方式の一つ。もとは、顧客オプション選択などの組合わせで、1台ごとに異なる仕様で受注した車を生産するため、トヨタ自動車が確立した手法。「ジャストインタイム」や「自働化」などにより製造工程の無駄を排除する。1990年代、米国の研究者がリーン生産方式として紹介し、さまざまな業種に応用された。TPS(Toyota Production System)。

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共同通信ニュース用語解説 「トヨタ生産方式」の解説

トヨタ生産方式

生産現場の「無駄」「無理」「ムラ」をなくし、良い製品を効率よく造るためにトヨタ自動車が開発したシステム。自動車や部品在庫を多く持たず、注文を受けてから短期間で生産する「ジャスト・イン・タイム」や、作業工程の効率化を絶えず追求する「カイゼン(改善)」が含まれる。トヨタグループの創始者豊田佐吉とよだ・さきち着想を基に確立され、現在までトヨタの高い収益力の源泉となっている。

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