トラウベのプリン合成(読み)トラウベノプリンゴウセイ

化学辞典 第2版 「トラウベのプリン合成」の解説

トラウベのプリン合成
トラウベノプリンゴウセイ
Traube's purine synthesis

W. Traube(1900年)により報告された,ピリミジン環の側鎖閉環させてイミダゾール環とするプリンの合成法.図に示した,4-アミノ-6-ヒドロキシピリミジンや,4,6-ジアミノピリミジンのように,4位にアミノ基をもつピリミジン誘導体の5位をニトロソ化(a)し,ついで硫化アンモニウムで還元してアミノ基に変換(b)したのち,ギ酸またはクロロ炭酸エステルと加熱閉環させてプリン(c)にする.

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む