山川 世界史小辞典 改訂新版 「トラペズス帝国」の解説
トラペズス帝国(トラペズスていこく)
Empire of Trapezous
1204~1461
第4回十字軍のコンスタンティノープル占領寸前に,コムニノス朝のアンドロニコス1世の二人の孫アレクシオス1世とダヴィドによって,小アジアの黒海沿岸にトラペズスを首都として建設された。領土が黒海沿岸の細長い地帯に限られ,小アジア西部からもルーム・セルジューク朝によって切り離されてビザンツ帝国の復活とも無関係であったが,1461年まで存在した。
出典 山川出版社「山川 世界史小辞典 改訂新版」山川 世界史小辞典 改訂新版について 情報