トランスジェニックアニマル(その他表記)transgenic animal

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 の解説

トランスジェニックアニマル
transgenic animal

遺伝子導入動物ともいう。ヒトや他の動物の遺伝子 DNA (→デオキシリボ核酸 ) を体内に組込まれ,その遺伝子が機能を現している動物。マウスが多く,ほかにラット,ウシ,魚類などがある。最初の成功例は 1981年,マウスにラットの成長ホルモン遺伝子を組込み,通常の約2倍の体重をもつスーパーマウスを作り出したアメリカの R.パルミターらの実験である。トランスジェニックアニマルは遺伝子を注入した受精卵を仮親の卵管に移植して得られるが,遺伝工学や発生工学などの技術的進歩により可能になった。ヒトの遺伝子の働きを調べる実験動物,ヒトの疾患モデル動物,家畜の改良,有用物質の生産,などの面で多くの成果が上がっている。

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