トリエチルオキソニウムテトラフルオロボレート

化学辞典 第2版 の解説

トリエチルオキソニウムテトラフルオロボレート
トリエチルオキソニウムテトラフルオロボレート
triethyloxonium tetrafluoroborate

C6H15BF4O(189.99).[(C2H5)3O]BF4エピクロロヒドリンのエーテル溶液に,加熱下,三フッ化ホウ素を滴加して反応,冷却後,濾集すると得られる.吸湿性結晶.分解点91~92 ℃.アミド,チオケタールのアミンケトンへの開裂のほか,カルボン酸のエステル化アルコールやケトンのエーテル化,ニトリルの第二級アミンへの変換,チオアミドのS-アルキル化,エポキシド重合触媒など,種々のアルキル化反応に用いられる.[CAS 368-39-8]

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android