デジタル大辞泉
「トリクルダウン」の意味・読み・例文・類語
トリクル‐ダウン(trickle-down)
《原義は、したたり落ちるの意》富める者が富めば、貧しい者にも自然に富が浸透する、という考え方。富裕層や大企業を優遇する政策をとって経済活動を活性化させれば、富が低所得者層に向かって流れ落ち、国民全体の利益になる、とする。レーガンのレーガノミクスや鄧小平の先富論などが典型。これに対して、有効な所得再配分政策を講じなければ、富は必ずしも低所得者層に向かって流れず、富裕層に蓄積し、貧富の格差は拡大する、との批判もある。通貨浸透。
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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トリクルダウン
大企業や富裕層が豊かになれば、経済が活性化し、富が滴り落ちるように下層へ行き渡るので、社会全体が潤うとの説。英語の「trickle(滴る)」と「down(下へ)」を組み合わせた言葉。実際には貧富の格差を広げる結果に終わったため、バイデン米大統領は「トリクルダウンはうまくいかなかった」と決別を宣言した。
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出典 共同通信社 共同通信ニュース用語解説共同通信ニュース用語解説について 情報
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