トリートマト(読み)とりーとまと(その他表記)tree tomato

翻訳|tree tomato

日本大百科全書(ニッポニカ) 「トリートマト」の意味・わかりやすい解説

トリートマト
とりーとまと
tree tomato
[学] Cyphomandra betaceae Sendt.

ナス科(APG分類:ナス科)の常緑低木状草本。トマトノキ、コダチトマトともいう。南アメリカ原産で、コロンビア、ペルー、ブラジルの高原に多い。高さ3~4メートル、枝張りがよい。葉は互生し、長さ約15センチメートル、幅約5センチメートル、全縁で基部は広く心臓形となる。葉柄は約5センチメートル。集散花序を腋生(えきせい)し、淡桃白色花を開く。花冠は筒形で径2センチメートル、先端は5裂する。雄しべは5本、雌しべは1本。子房は卵形で2室からなる。果実は卵大で、紡錘形、果皮は黄褐色から紫紅色。果肉は橙黄(とうこう)色でトマトに似た香気と肉質があり、橙(だいだい)色で甘酸っぱいゼリー状の種衣に包まれた扁平(へんぺい)な種子をもつ。生食のほか煮て食べ、糖果ともする。観賞用にもする。

[飯塚宗夫 2021年6月21日]


出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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