トレッリ(読み)とれっり(その他表記)Giuseppe Torelli

日本大百科全書(ニッポニカ) 「トレッリ」の意味・わかりやすい解説

トレッリ(Giuseppe Torelli)
とれっり
Giuseppe Torelli
(1658―1709)

イタリアバイオリン奏者、作曲家。ベローナに生まれ、ボローニャでG・A・ペルティに師事、同地の聖ペトロニオ教会楽団員となる。1695年ウィーンに赴き、97年アンスバハの楽長となるが、1701年ボローニャに戻り、同地で世を去った。死の直後に出版された全12曲からなる『合奏協奏曲集』(作品8)の後半六曲は、実質的には三楽章構成のバイオリンを独奏楽器とする独奏協奏曲で、このことから彼は独奏協奏曲様式の創始者とみなされる。

樋口隆一


トレッリ(Giacomo Torelli)
とれっり
Giacomo Torelli
(1608―1678)

イタリア・バロック舞台美術家、建築家。ファーノに生まれ、同地で没。1640~45年ベネチアで活躍、同市の歌劇場テアトロ・ノビッシモを設計し、その舞台に高度の遠近法を駆使した背景画や数々の新くふうに富んだ舞台装置を用いて一躍有名となる。ベネチアで名声を確立したのちフランスに招かれ、15年間パリに滞在して宮廷の舞台美術家として活躍した。彼の創造した壮大なバロックの舞台空間は当時の版画によって伝えられている。

[篠塚二三男]

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