トロムセ(読み)とろむせ(英語表記)Tromsø

日本大百科全書(ニッポニカ) 「トロムセ」の意味・わかりやすい解説

トロムセ
とろむせ
Tromsø

ノルウェー北部の都市。北緯70度付近にあり、北極圏地方の中心都市。人口6万0812(2002)。市街地は肥沃(ひよく)な土壌に恵まれたトロムセヤ島の東岸に発達し、漁港、商港として繁栄する港を有する。オーロラ観測所、気象台、作物栽培研究所、博物館、トロムセ大学がある。本土とは、全長1036メートル、桁(けた)下高43メートルのトロムセ橋で結ばれている。5月下旬から約2か月間、真夜中の太陽(白夜)が眺められる。多くの北極探検隊が壮途についた町として知られ、港に近い広場にノルウェーの探検家アムンゼンの銅像がある。

[竹内清文]


出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

マイナ保険証

マイナンバーカードを健康保険証として利用できるようにしたもの。マイナポータルなどで利用登録が必要。令和3年(2021)10月から本格運用開始。マイナンバー保険証。マイナンバーカード健康保険証。...

マイナ保険証の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android