トロンプ配分率曲線(読み)トロンプはいぶんりつきょくせん(その他表記)Tromp's curve; partition curve

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「トロンプ配分率曲線」の意味・わかりやすい解説

トロンプ配分率曲線
トロンプはいぶんりつきょくせん
Tromp's curve; partition curve

比重選鉱重選分級などの分離操作の分離特性を評価するために用いられる曲線横軸比重粒度など,その操作に該当する分離特性値をとり,縦軸に分離特性値の各点における一方産物への回収率 (配分率) をとって表わし,配分率 50%に対応する粒子の比重を分離比重,配分率 50%に対応する粒度を分離粒度と呼ぶ。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内のトロンプ配分率曲線の言及

【ふるい分け(篩分け)】より

…ふるい分け産物の粒度分布を測定し,測定粒度区間ごとの原料の網上産物への配分率を求めると階段状の図形が得られる。これを平滑化することによって描かれるS字形の曲線をトロンプ配分率曲線Tromp’s partition curveまたは部分回収率曲線と呼ぶ。この曲線が配分率50%の水平線と交わる点の横軸座標値が分離粒度d50である。…

※「トロンプ配分率曲線」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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