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分級 ぶんきゅうsorting

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

分級
ぶんきゅう
sorting

堆積物が生成されるときに,粒子が同じような大きさや形のものに分れる作用をいう。淘汰ともいい,媒体流速が一定していて堆積作用がゆっくりと行われると,分級がよく進む。

分級
ぶんきゅう
classification

流体中の粒子の沈降速度はその粒径,粒子密度によって異なる。化学プロセスにおいてこのような沈降速度の差を利用して粒径の異なる同一種の粒子群を複数のグループに粒径別に分けたり (分粒) ,同一粒径の質の異なる粒子群をその種類ごとに分けたり (選別) する操作のことを分級という。実際には分粒と選別が同時に行われることが多い。水を用いる湿式と空気を用いる乾式とに分けられる。この操作でまったく1つの粒子の誤差もなく分級することは困難で,分級されたものもある確率分布をもつ。特殊な分級の方法として,浮遊選鉱,磁気分離,誘電分離などがある。

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デジタル大辞泉の解説

ぶん‐きゅう〔‐キフ〕【分級】

[名](スル)大きさの異なる粒子を、流体中で沈降速度の差を利用して分けること。

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栄養・生化学辞典の解説

分級

 大きさや密度などが不均一な粒子の集団をその大きさや密度などを基準に分別すること.

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世界大百科事典 第2版の解説

ぶんきゅう【分級 classification】

流体力を利用して,粉粒体をその粒子径の大小にしたがって分離すること。広義には流体力による分離だけでなく,ふるい分けも含める場合がある。さらに極端には,比重選別,磁力選別などすべての粒子分離操作を分級と呼ぶ場合があるが,これは技術用語として好ましくない。空気,水などの流体の中で運動する粉粒体の各粒子には,重力あるいは遠心力のほかに,流体による作用力が働く。この力,すなわち流体抗力drag forceは粒子径に依存し,また重力や遠心力とは粒子径との関係を異にするので,両者間のつりあい条件が粒子径によって左右される。

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大辞林 第三版の解説

ぶんきゅう【分級】

( 名 ) スル
流体から受ける抗力を利用して、粒子をその大きさにしたがって選り分けること。

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世界大百科事典内の分級の言及

【国際私法】より

…これは特定の請求を法律上なしてゆくうえで,法律的にはどのような性格の要求あるいは問題であるかを特定することと関係する。これが請求あるいは問題の法律的性質の決定=法性決定characterisation(classification,Qualifikation)と称されるもので,すべての法律の適用上ありうることではあるが,通常はほとんど大きな問題とならずにすんでいる。ところが渉外的関係の処理にあたって,この目的のために抵触規定を適用しようとするときは問題の重要さがあらわになってくる。…

【分類】より

…〈分類〉とは文字どおり,対象を類に従って(似たものをまとめて)分けることであるが,〈類別〉とは違って,全体を共通性に従って大きく分け,分けたものをさらにまた共通性に従って細分し,これ以上分けることのできない個体の一つ手前(種という)まで順次分けていって段階づけ,体系化することをいう。 分類するという営為はおそらく人類の歴史とともに古く,植物や動物にすでに見られるように,自分と同類のもの(とくに異性)とそれ以外のものに分けることが始まりであったと見られる。…

【類別】より

…ある集合Sを,部分集合直和にわけることを類別という。各Sμはこの類別の類であるという。Sの2元a,bについて,a,bが同じ類Sμの元であるとき,abで表せば,(1)任意aSについて,aa(反射律),(2)abならばba(対称律),(3)ab,bcならばac(推移律)が成立する。この条件(1),(2),(3)をみたす関係を同値関係といい,abのときabは同値であるという。上と逆に集合Sに同値関係が与えられれば,同値なものが同じ類に入るようにして,Sは類別される。…

※「分級」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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