デジタル大辞泉 「トンブクツ」の意味・読み・例文・類語 トンブクツ(Tombouctou) マリ中部の商業都市。ニジェール川北岸に位置し、トゥアレグ族が多く居住する。サハラ砂漠を縦断する隊商路の要地として、岩塩・金・象牙の交易で栄えた。15世紀にソンガイ帝国に支配され、16世紀前の最盛期には西アフリカ随一の宗教・文化都市になった。日干し煉瓦れんがを積み上げ、表面に泥を塗って造られたモスクや聖者の霊廟れいびょうなどが残り、1988年に世界遺産(文化遺産)に登録。その後、砂漠化や地域紛争などによりたびたび危機遺産に登録されている。ティンブクトゥ。トンブクトゥ。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「トンブクツ」の意味・読み・例文・類語 トンブクツ ( Tombouctou ) アフリカ西部、マリ共和国中央部の商業都市。サハラ砂漠とステップとの境界にあり、サハラ隊商路とニジェール川水運による交易で栄えた。 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例