ドウカンソウ(読み)どうかんそう

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ドウカンソウ」の意味・わかりやすい解説

ドウカンソウ
どうかんそう / 道灌草
[学] Vaccaria hispanica (Mill.) Rausch.
Vaccaria pyramidata Medik
Lychnis vaccaria Scop.
Saponaria vaccaria L.

ナデシコ科(APG分類:ナデシコ科)の一年草カスミソウに似た草姿で、全株無毛。茎は上部でまばらに分枝し、高さ約50センチメートル、ろう質で粉緑色にみえる。5月、集散花序をつくり、淡紅色で径約2センチメートルの5弁花を開く。白色花の変種もある。南ヨーロッパ、西アジア原産。江戸時代に中国から導入され、江戸郊外の道灌山(どうかんやま)で栽培されたので、ドウカンソウの名がある。今日、学名バッカリアの名で栽培され、花壇植えや切り花にする。切り花ではカスミソウのように添え花に利用する。性質は強健で、土質を選ばないが、日当り排水のよい場所で育てる。おもに秋播(ま)きにするが、春播きもできる。

[山口美智子 2021年1月21日]

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ドウカンソウ」の意味・わかりやすい解説

ドウカンソウ

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