ドカーズ公(読み)ドカーズこう(その他表記)Decazes, Élie, Duc de

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ドカーズ公」の意味・わかりやすい解説

ドカーズ公
ドカーズこう
Decazes, Élie, Duc de

[生]1780.9.28. ジロンド,サンマルタンドレ
[没]1860.10.24. アベロン,ドカーズビル
王政復古初期に自由主義政策を遂行したフランスの政治家。ナポレオン1世退位後国王ルイ 18世の信任を得,リシュリュー内閣の警察大臣として立憲王党派結集に努力,純理派といわれた。 1819年 11月ドカーズ内閣を組織したが,王位継承者ベリー公の暗殺事件 (1820.2.) を契機ユルトラ (極右王党派) に反攻されて瓦解。 30年以後は七月王政を支持した。またアベロンの鉄・石炭開発会社を組織し (26) ,この工業都市にドカーズビルという名が与えられた。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む