ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ドヌス」の意味・わかりやすい解説
ドヌス
Donus
[没]678.4.11. ローマ
ローマ出身の第78代教皇(在位 676~678)。676年8月にアデオダツス2世(在位 672~676)の後継者として教皇に選出された。在位中,ラベンナの大司教マウルスが教区をローマから独立させようと画策したが,これによって生じた分裂をマウルスの後継者レパラツスを服従させ終結させた。また,シリアにあったネストリウス派のボエチアヌム修道院を解散させたとされる。いくつかの教会を修復したことで名高い。サン・ピエトロ大聖堂に葬られた。
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