ドミニカ解放党(読み)ドミニカかいほうとう(その他表記)Partido de la Liberaci(Dominicana)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ドミニカ解放党」の意味・わかりやすい解説

ドミニカ解放党
ドミニカかいほうとう
Partido de la Liberaci(Dominicana)

略称 PLD。ドミニカ共和国の政党。 1974年の選挙中にドミニカ革命党 PRDの設立者 J.ボッシュが PRDから分離して結成。ボッシュ党首は 78年,82年大統領選挙に出馬するが落選。さらに 86年と 90年の大統領選挙でも僅差でキリスト教社会改革党のホアキン・バラゲル候補に敗れた。翌 91年2月の党大会で右派勢力が党政治局を掌握したため党内は分裂,同3月ボッシュは党首を辞任。さらに 92年4月には反執行部勢力の左派系 47議員が離党するなど,党内は相次ぐ分裂で大混乱に陥った。その後右派勢力が民主同盟を結成したのを受け,ボッシュは党首に復帰して 94年5月の大統領選挙に出馬するが大差で敗北し,翌6月辞任した。だが続く 96年の繰上げ大統領選挙では新執行部のレオネル・フェルナンデス候補がバラゲル前大統領の支持を取付け決選投票で当選を決めた。さらに 98年5月の総選挙でも下院で 49議席を獲得した。

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