ドミニクハシェック(英語表記)Dominik Hasek

最新 世界スポーツ人名事典 「ドミニクハシェック」の解説

ドミニク ハシェック
Dominik Hasek
アイスホッケー

アイスホッケー選手
生年月日:1965年1月29日
国籍:チェコ
出生地:パルドゥビツェ
受賞歴:ベジーナ賞〔1994年・1995年・1997年・1998年・1999年・2001年〕;ジェニングス賞〔1994年・2001年・2008年〕;ハート記念賞〔1997年・1998年〕;テッド・リンジー賞〔1997年・1998年〕
経歴:6歳でホッケーを始める。1983年NHLのブラックホースからドラフト10巡目全体199位で指名されるが、冷戦下で入団は叶わず、冷戦後の’90〜91年シーズンにNHLデビュー。’92年セイバーズへ移籍。’93〜94年シーズンにレギュラーGKの座をつかみ、リーグ最高のセーブ率.930、防御率1.95、7完封を記録。ベジーナ賞(リーグ最優秀GK)とジェニングス賞(最少失点GK)を受賞した。’96〜97年、’97〜98年シーズンにはリーグMVPに贈られるハート記念賞を2年連続で受賞。GKとして史上初の快挙となった。’99年チームを24年ぶりにスタンレー杯決勝に導く。2001年レッドウイングスに移籍し、2002年スタンレー杯制覇に貢献。同年6月一度引退するが、1年でレッドウイングスに復帰し、のちセネターズを経て、2006年8月古巣のレッドウイングスに復帰。2007〜2008年シーズンには3回目のジェニングス賞を受賞。チームのスタンレー杯制覇にも貢献したが、シーズン終了後、引退を表明。NFL16年間でスタンレー杯優勝2回、MVP2回、リーグ最優秀GKに6回、オールスターに6回選出された。2009〜2010年シーズンに古巣パルドゥビツェで復帰し、2010〜2011シーズンはKHLのHCモスクワでプレー。2012年正式に引退した。チェコ代表としても活躍し、1998年長野五輪では神懸かり的な好セーブを連発し金メダル獲得の原動力となった。2002年ソルトレークシティ五輪は準々決勝で敗退。2006年トリノ五輪銅メダル。ゴール前での圧倒的な存在感から、“ドミネーター(支配者)”の異名をとった。

出典 日外アソシエーツ「最新 世界スポーツ人名事典」最新 世界スポーツ人名事典について 情報

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