ドラウプニル(その他表記)Draupnir

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ドラウプニル」の意味・わかりやすい解説

ドラウプニル
Draupnir

北欧神話の神々の王オーディンが持つ黄金の腕輪もしくは指輪。鍛冶の名人の侏儒シンドリとその兄弟のブロックによって製作され,神々に献上された3種類の不思議な神宝の一つで,9晩目ごとに自分と寸分たがわぬ9つの指輪を生んだという。ロキの悪巧みによって,バルドルが殺されたとき,オーディンはこの宝物をいったん愛児とともに冥府に送ったが,フリッグに派遣されて死者の国にバルドルを訪問したヘルモズが,またこれをバルドルに託され,オーディンのところに持帰ったとされる。

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世界大百科事典(旧版)内のドラウプニルの言及

【オーディン】より

…バルハラでは戦死した勇士たちが集められ世界の終末の巨人族との決戦にそなえ武事にいそしむ。オーディンは8本脚の馬スレイプニル,槍グングニル,9夜ごとに同じ量の腕輪を滴らす黄金の腕輪ドラウプニルをもつ。巨人ブルの身体から全世界を作ったため〈万物の父〉と称される。…

※「ドラウプニル」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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