ドン・カルロス・デ・アウストリア(その他表記)Don Carlos de Austria

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 の解説

ドン・カルロス・デ・アウストリア
Don Carlos de Austria

[生]1545.7.8. バリャドリド
[没]1568.7.24. マドリード
スペインの王位継承者。国王フェリペ2世と同一血族のポルトガル王ジョアン3世 (敬虔王) の娘マリアとの間に生れたただ1人の子。病身大食,さらに嗜虐的で誇大妄想の性癖は,近親結婚による悪質な遺伝と考えられている。父王や側近の努力にもかかわらず不行跡が跡を絶たず,ついに父王フェリペ2世の暗殺をはかり捕えられて投獄された (1568.1.18.) 。獄中で没したが,王の命令によって殺されたという噂が宮廷内にも広まった。しかし明白な証拠はない。その悲劇的な生涯は,シラーの『ドン・カルロス』 Don Carlos (1787) の戯曲などにも扱われている。

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