なぞ(読み)ナゾ

  • 副助

大辞林 第三版の解説

副助
なんぞの転。中世以降の語
副助詞なんぞに同じ。 あなた-のすることではない 副助詞などに類するが、などより用法は限られる

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

精選版 日本国語大辞典の解説

〘副助〙 (「なんぞ」の変化したもの) =など(等)
※寛永刊本蒙求抄(1529頃)一〇「肉かなんぞを煮た汁かなぞをかけたぞ」
※蓼喰ふ虫(1928‐29)〈谷崎潤一郎〉一一「男が女に催馬楽を贈ったり、女がそれを琴で唄ったり、浅香と云ふ乳母がお姫様のあとを追って苦労をしたりするのなぞは」
[1] 〘連語〙 (「なにぞ」が変化した「なんぞ」の撥音「ん」の無表記) 物や事態を尋ねることば。何か。何事か。どうしたのか。→なぞの
※古今(905‐914)恋一・五〇六「人しれぬおもひやなぞとあしがきのまぢかけれどもあふよしのなき〈よみ人しらず〉」
[2] 〘副〙 疑問・反語の意を表わすのに用いる。どうして。何故に。どういうわけで。
※万葉(8C後)一五・三六八四「秋の夜を長みにかあらむ奈曾(ナソ)ここば寝(い)の寝らえぬもひとり寝(ぬ)ればか」

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