現代外国人名録2016 「ナディアコマネチ」の解説
ナディア コマネチ
Nadia Comǎneci
- 職業・肩書
- 元体操選手 モントリオール五輪・モスクワ五輪金メダリスト
- 国籍
- 米国
- 生年月日
- 1961年11月12日
- 出生地
- ルーマニア・オネスティ
- 受賞
- 国際女性スポーツ殿堂入り〔1990年〕,国際体操殿堂〔1997年〕,国際スポーツ記者協会表彰選手〔1999年〕,20世紀の世界スポーツ賞〔1999年〕
- 経歴
- 父は自動車工、母は体操トレーニング・センターに勤める家庭に弟と二人のびのびと育った。6歳の時、天才的な素質を体操教師のカロリー夫婦に見い出され、国立の12年制体操専科学校に入学。8歳で競技会に優勝して以来負け知らずで1976年7月のモントリオール五輪にルーマニア代表として出場、7回も10点満点を出し、大会史上最年少(14歳)で金メダル3個を獲得して世界を驚かせ、“白い妖精”といわれた。’80年のモスクワ五輪でも金メダル1個、銀メダル3個獲得。’84年以降は現役を引退して後輩の指導にあたっていたが、’89年12月米国へ亡命。’90年2月カナダに渡り、モントリオールに住む。’96年4月米国人でロス五輪体操金メダリストのバート・コナーと結婚、オクラホマ州モーマンで体操学校を共同主宰。エキシビション、講演、テレビ出演などを行うほか、チャリティー活動を精力的にこなす。2006年には44歳で第1子となる男児を出産した。自伝に「若き選手たちへの手紙」がある。
出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報