日本大百科全書(ニッポニカ) 「ナム湖」の意味・わかりやすい解説 ナム湖なむこ 中国、チベット自治区中部にある湖。チベット語でナムツォ(納木錯)といい、「天の湖」の意味をもつ。モンゴル語ではテングリ湖(騰格里湖)という。面積1940平方キロメートル、湖面の標高4718メートル、チベット最大の塩水湖である。蔵北(ぞうほく)高原(チャンタン高原)の南東隅にあり、南側には氷雪を頂いたニェンチェンタンラ山の主峰がそびえる。湖周辺は水草が豊富で、ヒツジ、ヤクなどの放牧が盛んである。冬季には湖面は結氷する。[駒井正一] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例 Sponserd by
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ナム湖」の意味・わかりやすい解説 ナム(納木)湖ナムこgnam mtsho; Nam Co 中国西部,チベット (西蔵) 自治区の中央部にある淡水湖。面積 1993km2。湖面標高 4627mで,世界で最高所にある湖といわれる。周辺は豊かな草原で,ウシやヒツジの放牧が盛んであり,また人参果,冬虫夏草など漢方薬材が豊富。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by