出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報
…とくにコイは尊ばれ,《四条流庖丁書》(1489)のごときはコイを調理することこそが料理だなどといっている。室町時代にはコイやフナの生食や,アユ,フナはもとよりのこと,ウナギ,ナマズ,ドジョウのなれずしも盛んにつくられていた。 川魚はウナギを除くと,だいたい脂肪が少なく淡泊であるが,ピペリジン系化合物を主体とするにおいと特有の癖をもつものが多い。…
…以上のように,古代中国では鮨と鮓とは別物として区別されていたようである。
[なれずし]
《釈名》に見られる鮓のような馴れずしは,日本では近世まで盛んにつくられていたものだった。魚に塩をあてて飯といっしょに漬けこみ,おもしをかけて半年,1年と熟成させて魚だけを食べる。…
…南渡した漢人が覚えた珍味として落とせないのが,鮓(さ)である。これは,なれずしで,魚を塩につけてから米飯にはさんだうえ,おもしでおさえて飯が乳酸発酵したころあいに魚を食べた。 隋から唐にいたって当時の国際都市長安は,西域人(胡人)が多く往来・居住し胡風が広まったことはよく知られる。…
※「なれずし」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
各省の長である大臣,および内閣官房長官,特命大臣を助け,特定の政策や企画に参画し,政務を処理する国家公務員法上の特別職。政務官ともいう。2001年1月の中央省庁再編により政務次官が廃止されたのに伴い,...
10/29 小学館の図鑑NEO[新版]動物を追加
10/22 デジタル大辞泉を更新
10/22 デジタル大辞泉プラスを更新
10/1 共同通信ニュース用語解説を追加
9/20 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新