ナンブコツブグモ(その他表記)Mysmenella jobi

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ナンブコツブグモ」の意味・わかりやすい解説

ナンブコツブグモ
Mysmenella jobi

クモ綱クモ目コツブグモ科。体長は雌1~1.2mm,雄 1mm以下。現在名前がついている日本産クモ類のなかでは最小種。頭胸部黒色で高く,腹部はほぼ球形で黒褐色地に茶色斑紋と多数の白点がある。地面のくぼみに直径 2cmほどの小さい球状円網を張り,その中心に背を下にしてぶらさがっている。春から夏にかけて成体が出現し,直径 1mmほどの白色卵嚢をつくる。 1967年にドイツで記載され,その後すぐ日本でも発見された。北海道から九州にかけて分布し,石垣の間や山道両側の崖地によくみられる。 (→クモ類 )

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む