ニコライトルベツコイ(その他表記)Nicolai Sergeevich Trubetskoi

20世紀西洋人名事典 「ニコライトルベツコイ」の解説

ニコライ トルベツコイ
Nicolai Sergeevich Trubetskoi


1890.4.16 - 1938.6.25
ソ連の言語学者。
元・ウィーン大学教授
ロシア出身。
ロシアの貴族の出身で哲学者セルゲーイ・トルベツコイは父でモスクワ大学の教授。早くから民族誌学に関心を持ち、モスクワ大学卒業後ライプチヒに留学。1916年母校の講師となるが’17年ロシア革命を逃れ、’23年からウィーン大学教授となりプラハ言語学派の中心人物の一人となる。’35年「音韻記述への手引き」、’39年「音韻論要理」により音韻論の分野で構造主義言語学の基本的諸テーゼを唱導、確立する。

出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報

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