ニジェゴロド州(読み)ニジェゴロド(その他表記)Nizhegorod

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ニジェゴロド州」の意味・わかりやすい解説

ニジェゴロド〔州〕
ニジェゴロド
Nizhegorod

ロシア西部の州。州都ニジニーノブゴロド。1932~90年はゴーリキー Gor'ky州。ボルガ川中流域にあり,同川が州中央部をほぼ西から東へ貫流している。ボルガ川を挟んで南部は森林ステップ地帯の丘陵地,北部は森林地帯の低地になっている。林業が盛んで,農業は主として南部で行なわれ,ライムギコムギソバテンサイ,アマ(亜麻)などの栽培と畜産が中心。ニジニーノブゴロド近郊では野菜,ジャガイモなどの栽培と酪農が盛ん。ニジニーノブゴロド,ゼルジンスクアルザマスなどの都市を中心に,自動車,造船,モータ,テレビ,製油パルプ製紙などの工業が発展している。交通網は水陸とも発達し,ボルガ川,オカ川水運が盛んで,モスクワキーロフカザンペンザなど各方面と結ぶ鉄道が州内を通っている。面積 7万4800km2。人口 341万1030(2006推計)。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む