ニタルド(その他表記)Nithard

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ニタルド」の意味・わかりやすい解説

ニタルド
Nithard

[生]790?
[没]844.6.14.
カロリング朝時代のフランク王国の歴史家。カルル1世 (大帝) の外交官詩人でもあるアンギルベルトカルルの娘ベルタとの子。 841年のフォントノア戦いカルル2世 (禿頭王) の助言者として重要な働きをした。 844年アキタニアのピピン2世との戦いで死んだ。その著『ルイ敬虔王の子供たちの紛争史』 De dissensionibus filiorum Ludovici Pii (843) はカロリング朝の歴史を伝える重要史料である。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、和歌山県串本町の民間発射場「スペースポート紀伊」から打ち上げる。同社は契約から打ち上げまでの期間で世界最短を目指すとし、将来的には...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android