ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ニタルド」の意味・わかりやすい解説
ニタルド
Nithard
[没]844.6.14.
カロリング朝時代のフランク王国の歴史家。カルル1世 (大帝) の外交官で詩人でもあるアンギルベルトとカルルの娘ベルタとの子。 841年のフォントノアの戦いでカルル2世 (禿頭王) の助言者として重要な働きをした。 844年アキタニアのピピン2世との戦いで死んだ。その著『ルイ敬虔王の子供たちの紛争史』 De dissensionibus filiorum Ludovici Pii (843) はカロリング朝の歴史を伝える重要史料である。
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