ニチメン

百科事典マイペディア 「ニチメン」の意味・わかりやすい解説

ニチメン[株]【ニチメン】

三和銀行系の総合商社。1892年日本人による綿花直輸入を目的として,大阪の有力財界人等により日本綿花を設立。取扱商品に雑貨,羊毛類等も加え,1943年に日綿実業に改称戦後繊維・機械の専門商社(丸永,田附,高田商会)を次々と合併鉄鋼・非鉄・機械部門にも進出し,総合商社化への地歩を着実に進める。木材輸入では業界トップ。1982年現社名に改称。2003年4月,日商岩井と経営統合し持株会社ニチメン・日商岩井ホールディングスを設立。2004年4月に両社は合併し,双日となる。
→関連項目オリックス[株]総合商社双日[株]

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ニチメン」の意味・わかりやすい解説

ニチメン

総合商社。 1892年設立の日本綿花が母体。当初綿花の直輸入を行なったが,紡績工場や綿実製油工場の経営を手がけた。それ以降業務の多様化をはかり成長。 1943年日綿實業に社名変更。 1954年丸永,1960年田附,1963年高田商会をそれぞれ合併。繊維系商社であったが,第2次世界大戦後は非繊維部門を拡大。木材輸入ではトップクラスを誇った。 1982年ニチメンに社名改称。旧三和グループ系に属した。 2003年4月株式移転によりニチメンと日商岩井完全親会社として資本金 100億円でニチメン・日商岩井ホールディングス設立。 2004年7月商号を双日ホールディングスに変更。 2004年4月ニチメンと日商岩井が合併し商号を双日に変更。

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