20世紀西洋人名事典 「ニノンヴァラン」の解説
ニノン ヴァラン
Ninon Vallin
1886.9.9 - 1961.11.22
フランスのソプラノ歌手。
イゼール県モンタリュー・ヴェルシアン生まれ。
本名パルド ヴァラン。
1911年ドビュッシーの「聖セバスティアンの殉教」でパリにて演奏会歌手としてデビューした。’12年にオペラ・コミック座で「カルメン」のミカエル役でオペラ歌手としてデビュー、同劇場やコロン劇場を中心に活躍した。幅の広い、柔らかい甘美な声と、あか抜けした容姿とが聴衆を魅了し、フランス声楽会の最高スターとして、「歌の女王」と言われた。オペラの持ち役は、「ミニョン」「ファウスト」「マノン」「ルイーズ」などがある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報