デジタル大辞泉 「コロン劇場」の意味・読み・例文・類語 コロン‐げきじょう〔‐ゲキヂヤウ〕【コロン劇場】 《Teatro Colón》アルゼンチンの首都ブエノスアイレスにある歌劇場。市街中心部、サンニコラス地区に位置する。イタリアの建築家F=タンブリーニの設計で建造され、20世紀初頭に完成。白・赤・黄の大理石を用いた豪奢な劇場で、世界三大劇場の一つに数えられる。テアトロコロン。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例 Sponserd by
改訂新版 世界大百科事典 「コロン劇場」の意味・わかりやすい解説 コロン劇場 (コロンげきじょう)Teatro Colón アルゼンチンの首都ブエノス・アイレス市にあるオペラ劇場。ミラノのスカラ座,パリのオペラ座と並ぶ世界三大劇場のひとつとされる。1899年に着工し,1908年建築家ビクトル・メアノの手で完成された。イタリアのルネサンス様式を基盤とした7階建ての壮麗な建物で,当時のアルゼンチンの経済的繁栄と文化面での欧化主義を象徴するものといえる。総面積は3万7884m2で,収容人員は約4000。執筆者:松下 洋 出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報 Sponserd by
世界の観光地名がわかる事典 「コロン劇場」の解説 コロンげきじょう【コロン劇場】 アルゼンチンの首都ブエノスアイレスにある劇場。当初は五月広場の一角に位置していたが、1880年代の移民増加を機に、1907年、現在の建物が新設された。正面玄関を入ると、床は白大理石のモザイクが施されていて、紅大理石や黄大理石の荘厳な手すりや柱、天井のステンドグラスと玄関ホールが美しいといわれる。大ホールは真紅の垂れ幕に縁取られた舞台で、蹄型に7階建ての観客席が広がる。天井ドームにはラウル・ソルディによる壁画があり、中央には直径が7mもある巨大なシャンデリアが輝く。世界で最も音響効果のいい劇場の一つで、パリのオペラ座、ミラノのスカラ座とともに世界三大劇場の一つに数えられる。 出典 講談社世界の観光地名がわかる事典について 情報 Sponserd by
世界大百科事典(旧版)内のコロン劇場の言及 【オペラ】より …初演1858年5月15日,マイヤーベーア《ユグノー教徒》。 コロン劇場Teatro Colón Buenos Aires1857年旧劇場創立。初演1857年5月25日,ベルディ《椿姫》。… ※「コロン劇場」について言及している用語解説の一部を掲載しています。 出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」 Sponserd by